アメリカの永住権(グリーンカード)保持者が米国外に長期間滞在する場合、「再入国許可証(Re-Entry Permit)」の申請が必要になります。本記事では、最も重要な「Form I-131」の書き方と必要書類について、筆者の2026年3月の申請経験をもとに解説します。
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「再入国許可証」申請に必要な書類
ここではまず、「再入国許可証」申請時に必要な書類について説明します。カバーレターは必須ではありませんが、提出する際は以下の順番でまとめるとスムーズです。
カバーレター(任意)
カバーレターはあくまでも任意です。
次にあげるのは、筆者が実際に提出したカバーレターの型なので、参考にしてください。
①カバーレターではまず、申請者情報を入力します。
申請者の名前( )
申請者の住所( )
A-Number: ( )
*A-NumberとはAlien Registration Number(外国人登録番号)のことで、グリーンカードに記載されています。
②申請年月日を入れ、USCISの住所を記載します。この住所は申請者の居住地によって異なります。
*詳しくは再入国許可証の申請方法の記事で説明しています。
USCIS
Attn: NFB (Box 660867)
2501 S. State Hwy. 121 Business
Suite 400
Lewisville, TX 75067-8003
③タイトルと手紙の内容を簡単に伝えます。
RE: Form I-131, Application for Travel Document
To Whom It May Concern,
I have enclosed the following documents in support of my application.
④同封した書類について記載します。書類はカバーレター+1~4の順番で並べ、クリップで止めておきます。
1. Form G-1145, E-Notification of Application/Petition Acceptance
2. Form G-1450, Authorization for Credit Card Transactions
3. Form I-131, Application for Travel Document
4. A copy of permanent resident card
⑤申請者の電話番号やEメールアドレス、名前を記載し、自筆で署名をします。署名を忘れないようにしましょう。
If you have any questions or concern, please reach me at (電話番号)or via email(メールアドレス).
Sincerely,
【申請者の名前+印刷後に直筆のサイン】

「Form G-1145」(推奨)
Form G-1145(E-Notification of Application/Petition Acceptance)を提出すると、USCISが申請を受理した際に、Eメールまたはテキストメッセージで通知を受け取ることができます。
用紙下部の「姓」「名」「ミドルネーム」「Eメールアドレス」「携帯電話番号」を記入します。

「Form G-1450」または「Form G-1650」

「Form G-1450」または「Form G-1650」は、申請料の支払いのための書類です。支払い方法は米国で発行されたクレジットカード、または米国の銀行口座からの引き落としのみとなっています。個人小切手、法人小切手、郵便為替、銀行小切手での支払いは現在取り扱われていませんので、ご注意ください。
なお、クレジットカードと銀行口座からの支払いでは提出するフォームが異なります。
・クレジットカードはこちら「Form G-1450, Authorization for Credit Card Transactions」
・銀行口座はこちら「Form G-1650, Authorization for ACH Transactions」
「Form I-131(Application for Travel Document)」(重要)
「Form I-131(Application for Travel Document)」は、最も重要な書類です。記入方法については、この後の「Form I-131」の書き方で詳しく説明します。
グリーンカードの裏表コピー
再入国許可証の申請にはグリーンカードのコピーが必要です。裏表の両面をコピーして書類の最後に添付してください。
「Form I-131」の書き方(抜粋)
「Form I-131(Application for Travel Document)」は、最も重要な書類で、2026年3月に申請した時点では全14ページでした。ここでは、I-131の記入方法について必要な箇所のみを抜粋して説明します。
Form I-131は→こちらから
申請の手引きは→「Instructions for Form I-131」
Part 1.「Application Type」
Part 1では、申請の種類について答えます。
1.「Reentry permit(再入国許可)」の□にチェックを入れます。

Part 2.「Information About You」
Part 2.では、名前や住所、国籍、性別、誕生日などの質問に答えます。
1. Your Full Name
名前を記入。ミドルネームがない場合「N/A」とする。

2. Other Name Used (if applicable)
結婚前の姓(旧姓)やステージネームなどがある場合に記入。
3. Current Mailing Address or Safe Address (if applicable)
現在の郵送先の住所、または安全な住所を記入。*米国内の住所です。
4. Current Physical Address(If different from the above address)
現在の住所が、郵送先の住所(3)と違う場合に記入。
5~11. Alien Registration Number(A-Number)、出生国、国籍、性別、誕生日、ソーシャルセキュリティ番号、USCISのオンラインアカウント番号がある場合は記入。

Part 3.「Biographic Information of the Person…」
Part 3.では、民族性や外見に関する情報について答えます。
具体的には、1.「ヒスパニック系またはラテン系であるかないか」2.「人種」3.「身長」4.「体重」5.「目の色」6.「髪の色」について記入。

Part 4.「Processing Information」
Part 4.では、申請の審査・処理に関わる情報を記入します。
1. 申請者が入国拒否・強制送還・退去強制・在留資格などの取り消し手続きの対象になったことがあるか答える。
2.a. これまでに再入国許可証または難民旅行証明書を発行されたことがあるか答える。
2.b. 「2.a.」で「ある」と答えた人は「交付日(月/日/年)」を記入。
2.c. 再入国許可証または難民旅行証明書が現在、どのような状況にあるか記入(添付済み、紛失、盗難、破損、手元にあるなど)。
3.a. 一時渡航許可証(Advance Parole)を申請したことがあるか答える。
3.b. 一時渡航許可証の公布日と、どのような状況にあるか記入(添付済み、紛失、盗難、破損、手元にあるなど)。

4. 再入国許可証の再発行申請なのか答える。
5~6は再発行を申請している場合のみ答える。
7. 「再入国許可証」の受け取り先を指定する。
7.a. Part 2-3の住所(米国内)で受け取りを希望する場合に▢チェック。
7.b. 海外の米国大使館や領事館などで受け取りを希望する場合に▢チェック。
私の場合は、許可が下りた時点で、自分が米国内にいるか分からないので、東京の米国大使館にしたの。


8. 受け取りを米国外にした申請者(7.b.)は、再入国許可証が準備できた際、通知を受け取る場所を指定します。これは米国内の住所でも(8.a.)、日本でも可能(9.a.)です。
8.a. Part 2-3で答えた住所(米国内)で受け取る場合は▢チェック
8.b. 9.a.に記載する住所☟で受け取る場合は▢チェック
9.a. 通知受け取りの住所を記入。(日本にいる方は日本の住所がよいと思います。)
9.b. 日中の電話番号を記入。
9.c. Eメールアドレスを記入。


Part 5.「Complete Only If Applying for a Reentry Permit」
Part 5は、再入国許可証の申請者のみが対象の質問です。
1. グリーンカード保持者になってからの期間(または過去5年間/どちらか短い方)で、米国外に滞在していた合計日数を答える。
期間は「6か月未満」「6か月~1年」「1年~2年」「2年~3年」「3年~4年」「4年以上」の6通り。以下は、「6か月未満」にチェックした一例。


Part 10.「Applicant’s Contact Information,Certification, Signature」
Part 10.では、申請者の連絡先を記入し、手書きで署名します。
1~3.申請者の「日中の連絡先」、「携帯電話番号」、「Eメールアドレス」を記入。
4.矢印(➡)の欄に手書きで署名し、日付(月/日/年)を記入。


署名は手書きなので、印刷してからサインしてね!



忘れないようにしないとね!
*なお本記事は、再入国許可証を初めて申請する場合に焦点をあてていますが、すべてのケースをカバーしているわけではありません。また、2026年3月時点の申請経験をもとに執筆しており、予告なく変更される可能性があります。
再入国許可証の申請料
2026年4月13日時点での「再入国許可証」の申請料は630ドルでした。
価格は変わることがありますので、詳細はUSCISのウェブページ「G-1055, Fee Schedule」でご確認ください。
確認の仕方は☟
・Select a Form for Fee Information
→「I-131, Application for Travel Documents, Parole Documents, and Arrival/Departure Records – Reentry Permit」を選ぶ
→申請料「Paper Filing Fee」がわかります。


まとめ
USCISのウェブサイトでは、再入国許可証の申請方法や必要書類について詳しく案内されています。ただし、一時渡航許可証(Advance Parole)などの情報も併せて掲載されているため、初めての私にとっては少し分かりづらく感じました。本記事が少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。





