グアムのデデド地区では毎週土日、地元の人々でにぎわう朝市が開催されます。朝市が始まるのは朝6時頃で、新鮮な野菜や果物のほか、グアムならではの屋台が並びます。グアム滞在中の週末に余裕があれば、少し早起きしてローカル感たっぷりの朝市にぜひ足を運んでみてください。
グアムのデデドの朝市の魅力とは?
新鮮な果物や野菜がいっぱい。グアムを肌で感じることができる!

デデドの朝市では、マンゴー、パパイヤ、バナナ、ミカン、トマト、スターフルーツ、サワーソップ(soursop)、そしてサツマイモや冬瓜といった新鮮な果物や野菜が所狭しと並びます。またとれたて卵や鮮魚なども販売され、朝6時から9時頃まで地元の人々がたくさんやって来ます。






屋台を切り盛りするのはフィリピン、ヤップ島、中国出身など多国籍で気さくな人ばかり。ぜひ会話を楽しみ、グアムの文化を肌で感じてください。
野菜や果物以外の商品も販売。掘り出し物が見つかるかも!
朝市ではネックレス、おもちゃ、アロハシャツ、Tシャツ、石鹸やオイル、ナイフ、鍋から植木まであらゆるものが売られています。品数はけっして多くはありませんが、もしかしたら掘り出し物が見つかるかもしれません。広場はそれほど広くはないので、ぜひいろいろなお店をのぞいてみてくださいね。






デデドの朝市の屋台でグアムならではの朝食を味わおう
せっかく早起きしてグアムの朝市に来たならば、屋台で売られている朝食を味わってみてはいかがでしょうか。ここでは特に、観光客に人気の朝食を紹介します。
1. タホ(Taho・豆腐花)

「タホ」とは、温かいふわっとした豆腐にタピオカのような“サゴ”と黒蜜をかけたフィリピンの伝統スイーツ。ほんのり甘く優しい味で日本人の口によくあいます。
タホを売る屋台はいくつかあり、小サイズはおやつとして食べるなら十分な大きさで3ドル。また大サイズは6ドル(中サイズが4ドル、大サイズが5ドルの店もあり)で、写真の屋台は朝7時前には行列ができていました。



なおこちらのお店では、小サイズに限り50セントを支払えばシロップを通常よりも多めにしてくれます。
英語では次のように伝えてくださいね☟
「Could I get extra syrup, please?」
「I would like extra syrup, please.」
2. 串焼きBBQ

朝からがっつり食べたい人には、じっくりマリネされたチキン、ポーク、ビーフなどのBBQの串焼きがおすすめです。特に屋台のすぐ隣でスタッフが肉を焼く姿が見られる「Kris B.B.Q.」は大人気。並ぶのを覚悟してくださいね。
以下は2025年9月6日のKris.B.B.Q.でのお値段です。
・チキンとポークの串焼き1本 2.5ドル
・串焼き2本&チャーハン&目玉焼きセット 8ドル
・串焼き2本&チャーハン&パンシット(グアムの焼きそば)セット 8ドル
・ほかにもフィリピンのお粥やスープが5ドルから~
・牛のバッチョイスープ(Beef Batchoy Soup/フィリピン風ラーメン)が6ドルから~


ちなみに「Kris B.B.Q.」には「エクスプレス・レーン(Express Lane)」があり、チキンとポークの串焼きだけを購入したい場合はこちらが便利です。ほかにエクスプレス・レーンで購入可能なのはフィリピン料理3種(①~③)で各8ドル。ライス2盛りをつけると9ドルです。
エクスプレス・レーンで購入できるフィリピン料理3種
①牛の内臓煮込み料理のピナパイタン(Pinapaitan)
②豚の血を使ったスープのディヌグアン(Dinuguan)
③豚の内臓を使った料理のボピス(Bopis)

屋台の隣のテントには机と椅子が用意されていて、朝食を食べることができるのよ。
*BBQといえば、レストラン「メスクラ チャモロ フュージョン ビストロ」のBBQショートリブがおすすめ☟


3. アロスカルド(フィリピン風お粥)


「アロスカルド」とは、コクがある鶏の出汁にしょうがをプラスし、カリっと揚げたニンニク、刻んだネギをのせたフィリピン風お粥のこと。旅先で疲れた胃にぴったりの一品です。
ちなみにゆで卵が入った「エッグ・カルド・スープ(Egg Caldo Soup)」は5ドルから~。また牛や豚の内臓(もつ)をのせたお粥「ゴト(Goto )」も人気で、6ドルから~購入できます。
4. バナナの春巻き(Banana Lumpia)
「バナナの春巻き(ルンピア)」とは、文字通りバナナを春巻きの皮で巻いて揚げ、カラメルソースをかけたスイーツです。フィリピンでは“トゥロン”とも呼ばれています。




外はパリッと中はトロっとしていて、バナナは甘みが少ない感じでくせになる味です。
ちなみにKris.B.B.Q.では串1本が1ドルでした。
5. 冷たくて美味しい“フローズンシェイク”や“フルーツジュース”など
朝市が始まるのは朝6時ですが、日差しが強いグアムの朝は7時頃でも汗をかくほど。そんな時にピッタリなのが、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、ブルーべりーなどの冷たいスムージー、フローズンシェイク、フルーツジュースです。
写真の屋台は朝市のほぼ中央にあり、大きなカップ1杯が8~9ドルほど。カードの使用もOKです。




ほかにもココナッツをナタでカットし、ココナッツジュースを提供してくれる屋台もあります。写真の屋台では、ココナッツジュースは4ドルでした。




*グアムの首都ハガニアにある「Mighty Purple Cafe」のアサイーボウルもおすすめだよ☟





ほとんどのお店では支払いは現金よ。少額紙幣を用意してね!


*野菜売り場の隣にはトイレもあるので、安心して大丈夫。暑さ対策も忘れずに!



買い物をする人はエコバッグをもっていってね。


デデドの朝市の開催時間とアクセス方法
デデドの朝市の開催時間
*毎週土・日曜 午前6:00~午前9:00頃の開催です。
デデドの朝市へのアクセス方法


*デデドの朝市(The Guam Farmers Market)の開催場所
144 West Santa Monica Avenue, Dededo(デデド地区)
① 自家用車またはレンタカーの利用
デデドの朝市は交通状況にもよりますが、タモン地区の中心地から車で約10分です。駐車場が混み合いますので、車で移動する場合は、早めに到着するように心がけましょう。
② デデド朝市往復シャトルバスの利用☟(土曜のみで日曜の運行はなし)
- シャトルバスは完全予約制。予約は前日金曜日の16:00までで満席になり次第締め切り。
- 往復券 大人(12歳以上)20ドル、子供(11歳~6歳)10ドル。5歳以下は無料(要予約)。
- シャトル乗車時に「利用開始」を押してEチケットを作動させなければなりません。インターネットの接続が必要なので、通信環境を用意してください。作動後は4時間のみ有効です。
- 朝市には約1時間20分滞在します。
- 日曜は運行なしです。注意してください。



詳細は赤いシャトルバス公式HPで確認してね!
以下はデデド朝市シャトルの主要ホテルからの時刻表です。(交通事情などにより遅延あり)
バス停には遅くとも出発時刻の5分前には到着しているようにしましょう。





Eチケットがあってもバスは待ってくれないわよ。遅れないでね!
③ グアムのタクシーの利用
複数でデデドの朝市に行く場合は、ホテルのフロントに頼んでタクシーを呼んでもらうとよいでしょう。ただ帰りはタクシーがつかまらないこともあるので注意が必要です。
ちなみにグアム島で最大のタクシー会社は「ミキタクシーサービス(Miki Taxi Service)」で、全車両でWi-Fiが無料で使えます。
参考までに同社の公式HPによると、タモン地区中心地からデデド朝市への往復料金はセダン(4人まで)で50ドル、6人乗りバンで60ドルです。(運転手は約1時間後にピックアップ)。興味のある方はミキタクシーに直接お問い合わせください。


*ミキタクシーオフィス: +1 671 646 2444
なお合法タクシーの車体には、車両ナンバーや会社名が表記されています。不法タクシーには十分に注意し、乗車する際には車内で「乗務員証」や「メーター」の確認をしましょう。
④ 配車アプリ「ストロール(Stroll)」の利用
日本語・クレジットカードが使えて安心・便利なのが、配車アプリ「ストロール」です。
予め日本でアプリをダウンロード(日本語対応)し、本人認証(電話番号の登録)、名前とメールアドレス、クレジットカードの登録をすませておくとスムーズです。





配車アプリ「Stroll」の登録は日本ですませてね。
・iOSアプリ
・Androidアプリ
*現地では通信環境(海外で使えるSIMやeSIM、国際ローミング、レンタルWi-Fiなど)がないとアプリが利用できませんので注意しましょう。
*詳細はStroll公式HP(日本語あり)でご確認ください。
まとめ
「実はグアムに何度も来ているけれど、デデドの朝市には行ったことがない」という方、意外に多いのではないでしょうか? 時間があればぜひ早起きして、デデドの朝市に足を運んでみてください。現地で朝食を食べるのもおすすめですよ!

